概要
¥436,000(税込)
カラー:チェレステ
サイズ:50
太いダウンチューブに空力を意識したヘッド周りが特徴的なバイク。
ビアンキのエントリー~ミドルグレードを代表するバイクであり、フレームに癖も少ないため軽量にもエアロにも性能を振りやすい。1台持っておけば表彰台を狙うようなレース以外のイベントはすべて網羅できるといっても過言ではないバイク。
目次
外観
オリジナル完成車の中には、シマノの105グレードホイールで46mmハイトを履かしたものもありました↓
SPRINT Disc 105 当店オリジナル完成車。リンク
それに比べるとだいぶスッキリした感じになりました。
マビックのエアロダブルバテットスポークがかなり存在感を出しており、足回りの安っぽさはありませんね。
スプリントの良いところでもある、独自規格パーツの少なさ。
ハイエンドになればバイクの性能は格段に良くなりますが、その分規格や構造が複雑化したり、パーツの互換性は少なくなります。スプリント自体がミドルユーザー向けのバイクですが、そういったユーザビリティというのはバイク選びの要素としてプラスに働きます。
ただ、シートクランプやヘッド周りの形状は空力を意識しての設計です。
「ただ使いやすいバイク」というのではなく、バイクコンセプトもしっかり意識している部分はかなり評価できます。↓
ホイール
KSYRIUM SL DISC
¥121,000(税込)
- リムテープ不要
- 上位モデルのみに用いられていた「FOREテクノロジー」を採用
- リム内側の設計見直しによりどんなチューブレスタイヤも装着しやすくなる
- マヴィック特許の楕円形状エアロスポークが採用
- 税込み15万以下
アルミホイールでもかなり気合の入ったモデルで、ペア重量1550gとかなり軽量。
チューブレス化のハードルもかなり低く、なおかつビードも上げやすいので初心者にもやさしい設計です。
リムの強度がある分、スポークテンションも高めることができるため剛性感もしっかりしています。
ヒルクライムはもちろん、ハイトが低いので横風にも強くダウンヒルでもバイクコントロールしやすい利点があります。
初めてのホイールカスタムにこのホイールをおススメする理由はこの辺りにあるのかなと。
コンポ
R7000系105コンポを搭載。
店頭展示ではR7100系を搭載した完成車もありますが、コンポが良いものだとそのほかのパーツは必然的に安く抑える必要があります。電動コンポ+カーボンホイールだと50万は余裕に越えますからね。
そういったトータルバランス的にも機械式105であればホイールも良いものを入れやすいメリットがあります。
操作感でも特に不満なく使えるはずです。
海外でのシマノパーツは高いですから、市民レースなんかでも105でバリバリ戦っている人も居ます。
まとめ
高いパーツ、高いバイクは精度が良いです。普通に使っていてまず不満が漏れることは少ないはず。
でも、消耗したときや故障したときの交換はどうしても高くなりますし、バイクの扱いも神経質になりやすくなります。
安いパーツ、安いバイクは精度に妥協が必要です。変速、ブレーキ精度ともに目をつぶる必要があることもしばしば。その分、消耗品は安く手に入れやすいです。バイクの扱いもカーボンほどに神経質になる必要もありません。
そう考えるとミドルグレードのパーツやバイクというのは上手くバランスよく作られている感じがします。何を優先するのかによってバランスというのは寄っていくものですが、今回のスプリントはちょうど中間地点ぐらいのバイク。多すぎるカーボンラインナップで迷走している方はぜひとも検討してみては?