この度新発売されましたCervelo P5 Discの試乗を、
走り慣れたコースで走り比べをしてきました。
比較対象は同メーカーのP5Xです。
前作のP5も油圧ブレーキ(キャリパー)でしたが、
今回は油圧ディスクブレーキに仕上がっています。
ソフトタッチから徐々に効き、もちろんブレーキのコントロール性と制動力は抜群!
ちなみに試乗したサイズは51で、P5XのMサイズと同等な感じを受けました。
試乗したグレードはアルテグラDi2完成車で、ポジションも標準から特に変えずに走ってみました。
まずは足慣らしにと平坦メインのコースを走りましたが、
P5Xより初期反応が早く、ストップ&ゴーもある程度融通が効きそうです。
重量の軽さから、中速までのスピードはP5 Discのが乗りやすい感じです。
平坦の中~高速巡行はP5Xのがグングン伸びるかもです。
程よい高反発のパッドや、リーチアジャストのしやすいエクステンションバーなどが改良され、
今まで以上にユーザーの「乗りやすさ」を追求しています。
TTバイクはハンドルから専用設計で開発は一からだと思うのですが、
サーヴェロの「エアロ」に対するこだわりがP5 Discから見て取れます。
そのおかげで、「速く、楽に巡行する」のが一般ライダーに非常に恩恵があると思います。
タイムトライアルやトライアスロンを走るのが楽しいでしょうね~
ハンドルバーはリーチ部分もP5Xより少し延長され、より握りやすく、ポジションを替えたりしやすく、
さらに専用のラバーグリップが装着されているなど乗りやすさにこだわった結果を感じました。
TTバイクはハンドルバーの幅が狭いので、乗りやすくなると凄く安心感があります。
サドルはプロロゴのゼロ。
前乗りしやすく程よくグリップし、個人的にとても好きなサドルです。
完成車のホイールも性能的にはバランスも良く、
まずはそのまま乗ってくださいって感じで乗り心地も良し。
専用ボトルはエアロ効果を狙ったものですが、意外と着脱はしやすく、
飲みやすさなどボトルの形状も考慮して使うかどうかはユーザー次第といったところですね。
フレームの形状はオーソドックスに進化しており、スピードの緩急や、ダンシングにも
柔軟に対応しそうです。試しに急なのぼり・くだりと一通り走ってみましたが
初コースにかかわらず同じくらいのスピードと感覚で乗れました。
感じがロードバイクの延長上で、ハンドルも絶妙に乗りやすいライズに設定されていますので
TTやトライアスロンとマルチに楽しく活躍してくれそうです。
ストレージの拡張、ボトルケージの取り付け穴なども抜かりなくスマートに設定されています!!
フロントのギアも52-36Tでフレームの軽さもあいまって
ロードバイクの感じでのぼりも楽しめました。
ポジションがロードバイクに近くとれるので、P5Xよりダンシングとコーナリングはしやすかったです!
総合的に見て、PXシリーズはトライアスロン「のみ」の方向け、
P5 Discはのぼりくだりも含めたTTやトライアスロンでマルチに使えそうなので
かなり「買い」かと思います。
特にアルテグラDi2完成車はお買い得感高し、です。
ご購入・セッティング含めお気軽にご相談くださいね!
P5 Disc DuraAce Di2 R9180完成車…¥1,700,000
P5 Disc Ultegra Di2 R8070 完成車…¥1,100,000
サイズ/48 , 51 , 54 , 56
カラー/Black/Green/White
P5 Disc フレームセット…¥750,000
サイズ/48 , 51 , 54 , 56
カラー/Navy/Coral/Black