当店グラベルライドの難易度について。

はじめに

こんにちは。
この記事では当店グラベルライドの難易度についてご説明します。
なお、「世間一般的なグラベルライド」の難易度とは判断基準が違う可能性がありますので、あくまでも参考程度にお考え下さい。

最後の「まとめ」に関しては捕捉や私の考えを記載していますので、足りない部分はそこを参考に。

3段階の難易度

以下、3段階で難易度を分けています。
すべてに共通するのが「スピーディーにライディングすることは最重要ではない」ということ。
ここでいうスピーディーとは砂利の走り方のことであり、段取りやメリハリをテキトーにしても良いという意味ではありません。走行計画なんてなんぼあってもええやんですからね。
砂利を走っている以上、トラブルは当たり前ですからそこに対するスキルは必要ですが…とにかく怪我無く帰ってくることが超絶重要です。

なお、この難易度は村中が実際走ってみて感じたことを盛り込んでいます。
そのため、上級者からみれば「マチガッテルダロッッ‼ヘタクソ〇ネッ‼」と思われるかもしれません。ゆるして。

上級

上級(総距離70㎞以上、未舗装距離30㎞以上)
〇必要スキル
・オン、オフロードのハンドサインやマナーが分かる。
・舗装、未舗装登り10%~15%を登れる。
・路面状況関係なく大体のオフロードをこなせる。
・轍をスムーズに超えれる。
・トラブル時の装備、動物遭遇時の装備を持っている。
・だいたいのバイクトラブルを解決できる。
・補給や体調の管理ができる。
〇ルートの特徴
・人里から遠い(5~10㎞)。
・道幅が狭い。
・未舗装30㎞以上。
・アップダウン、数キロ登り、数キロ下りアリ。
・路面状況が変わりやすく、コーナリングやハンドリングにかなり気を遣う。
・最大勾配15%~20%。
〇説明
オフロードライディングはそれなりにできる必要があります。
特に、有名林道や山間部になるほど勾配や路面状況がハードになるため、体調管理や脚の残し具合も考える必要があります。トラブル時の自力復帰のスキルも必須になります。
その分、ロケーションや達成感は格別、有名林道にだってチャレンジできます。

中級

中級(総距離40~60㎞、未舗装距離15㎞~30㎞)
〇必要スキル
・オンロードでのハンドサインやマナーが分かる。
・舗装、未舗装登り5%~10%を登れる。
・路面状況が悪くても、ゆっくりであればオフロードをこなせる。
・轍をゆっくり超えれる。すぐにビンディングを外せる。
・チェーン落ち、空気圧調整、パンク修理の基礎復帰スキルがある。
・オン、オフロードで必要最低限な装備を持っている。
〇ルートの特徴
・人里からソコソコ遠い(~5㎞)。
・道幅が狭い部分もある(車1台以下)。
・未舗装路15㎞~30㎞ほど。
・アップダウン、登り、下りアリ。
・路面はトラクションがかけにくく、バイクコントロールもしっかりする必要がある。
・最大勾配10%前後。
〇説明
路面状況が悪い場合にゆっくり超えたり、押し歩きの判断などをしっかりできる必要があります。
上級に比べて「悪路でもなんだかんだでクリアできるかどうか」が重要です。
人里が近い場合もありますが、できれば自力復帰のスキル・装備は持っておくとベターです。
シビアなライディングというよりかは、ほどほどにテクニカルで満足感もしっかりあるライドレベルだと思います。

初級

初級(総距離20~30㎞、未舗装距離5㎞~10㎞)
〇必要スキル
・オンロードの初歩的なハンドサインやマナーが分かる。
・舗装、未舗装登り5%前後をゆっくり登れる。
・平坦の砂利道をゆっくり走れる。
・すぐにビンディングを外せる、押し歩きの判断が大体できる。
・パンク修理キットを持っている。
・オンロードで必要な装備やSPD、フラットペダルがある。
〇ルートの特徴
・人里から比較的近い(~3km)。
・道幅は確保されている、あるいは見通しが良い。
・未舗装路10㎞未満。
・登りもあるが、基本は平坦。
・路面は比較的落ち着いている。ハンドルはしっかり持った方が良い。
・最大勾配5%前後。
〇説明
河川敷や川沿いなどの人里に近いコースが多く、酷道も少ないためオフロード未体験の方は基礎的なオンロードのスキルを持っていれば挑戦できます。
ただ、こけそうなときに足を着けるかどうかや体調管理などはしっかりとできる必要があります。
特に舗装路に比べ疲労感を感じやすいので、トラブルが起きる前に未舗装路からエスケープする判断も必要です。
上記のスキルがあれば、日頃のオンロードとは違った世界の入り口に立てますよ…

まとめ

と、こんな感じでレベル分けしてみました。
上級となっていますが、実際このレベルを走れる方もいるかな~と思います。なんせイベントなんでね、レーススペックのスキルは別に無くてオケ。でも、有名イベントやグラエンデューロに出るんだったら上級ぐらいないと余裕なくなるかもしれませんね。

で、何度もしつこいですが…あくまでも「店舗イベント」を基準にしたレベル分けになります。手練れのオフローダーからしたら甘すぎる基準かもしれませんが。
そのため、中級ライドと謳ってるものが個人の感じ方次第では上級だったり、その逆もしかり。
ライドのレベルを左右する要素があまりにも多いため、私もすべてを網羅してレベル分けできてないかもしれません。その部分はご理解いただけると幸いです。

舗装路大国の日本で砂利を探すのは苦労しますが、ポテンシャルのある道路自体は割とあります。
それを皆さんにお出しするには料理(試走・計画)して、おいしく食べてもらう必要があるわけです。が、すべてを料理として提供できるかと言われれば…正直、半生ぐらいのモノもどうしても出てきてしまいます。その半生の部分を理解して逆に楽しんでもらえれば助かりマス。

おしまい。

cannondale

cannondale

1971年にジョー・モンゴメリー氏が創業したアメリカの老舗自転車メーカー。

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